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6.食生活で汗とニオイを防ぐ
日本人の食生活は半世紀あまりの間に大きな変化を迎えました。
魚介や野菜中心だったのが肉食(動物性のタンパク質や脂肪)中心になり、体質にも影響を与えています。
動物性脂肪を多く摂りすぎると、皮脂腺の働きが活発になり、汗腺が太く大きくなります。
また、皮脂腺から出る油脂成分はエクリン汗腺とアポクリン汗腺を発達させ、汗のニオイを強くします。
欧米人の体臭が一般的な日本人より強いのは、動物性脂肪の摂取量が多いからなのです。
さらに、タンパク質の過剰摂取は多汗の原因となります。肝臓内でタンパク質が分解されるとき、他の栄養素の約5倍の熱エネルギーが発生し、この熱が汗の原因となるのです。肉類の摂取を控えることは、汗とニオイのダブル予防につながります。
山芋、里芋、オクラ、納豆など粘りのある食品にはムコ多糖類が多く含まれており、これらには汗腺機能を高める働きがあります。
亜鉛を多く含む牡蛎【かき】、豚レバー、うなぎなどの食品には、皮膚の知覚神経をはじめとした五感を高め、体温調節をスムーズに行う働きがあります。
豆乳とメカブには、汗の悪臭を防ぐ働きがあります。
豆乳は汗腺機能を調節してベタベタ汗の分泌を抑え、メカブは腸内で発生したニオイ物質を吸着して体外に排出してくれます。
腸内環境を整えることも体臭改善のために重要です。
豆類、コンニャク、海草など、食物繊維をたっぷり含んだ食品を多めに摂り、腸内の悪臭を防ぐ善玉菌を増やして、体の中からニオイ予防を行いましょう。
汗のニオイを抑えるだけでなく、生活習慣病を防ぎ、健康を維持するためには、体内をアルカリ性に保つことが大切です。
日本人になじみの深い梅干し、しいたけ、昆布などの食品はアルカリ性で、そのうえ食品自体に消臭作用があります。
また、不規則な食生活はホルモンバランスを崩す原因になりやすく、汗腺の正常な働きを維持しにくくなります。
ごく当たり前のことですが、規則正しいバランスのよい食生活を心かげることが、汗のニオイを改善する基本原則なのです。
●ニオイを抑える食生活の基本
・アルカリ性食品を中心とする。
・なるべく多くの種類の食品を摂って栄養のバランスをよくする。
・カルシウム、ナトリウム、カリウムなどのミネラル分を多く含んだ食品(緑黄色野菜や海草類)をたくさん食べる。
・規則正しい食生活を心がける。
・腹八分目にとどめ、胃に負担をかけないようにする。
・ニオイの強い食品や刺激の強い香辛料などはできるだけ避ける。
・塩分と糖分は控えめにする。
・良質の植物性脂肪を摂る。
●ニオイを強くする食事の例
・肉類や卵などの高タンパク、高脂肪の酸性食品を摂る。
・好きなものばかり偏食する。
・インスタント食品や、有害な添加物を含んだ食品を摂る。
・不規則な食生活。
・大食い、早食いなどで胃に負担をかける。
・酒、タバコが大好き。
・香辛料やニオイの強い食品を好む。
・塩分、糖分の摂りすぎ。
ワキガの研究は年々進み、最近ではアポクリン汗腺内に生成するアポタンパクという物質が、ワキガ臭の原因であることがわかってきました。
この物質の生成を抑えれば、ワキガのニオイを減らすことができるのです。
●リンゴ湿布でワキガ臭を撃退!
アポタンパクを減らすには、リンゴの繊維質が効果的です。ワキガ体質の方には、リンゴ湿布をおすすめします。
作り方はとても簡単です。
リンゴ1個をすりおろしてガーゼで絞り(水分がしたたらなくなる程度)、その絞りカスを布に包んでわきの下に当てるだけです。
リンゴは空気に触れると酸化しやすいので、必要な分だけその都度すりおろしましょう。
●リンゴ+酢でダブル消臭
リンゴも酢も、皮膚に塗れば殺菌作用があり、飲めば血液を浄化してサラサラにしてくれる、理想的な消臭食品です。
広口ビンにカットしたリンゴと酢を入れてフタをし、冷暗所で3〜4週間浸けておきます。
酢が茶色くなってきたらできあがりです。
冷水やお湯で割って飲むのもよいし、ドレッシングや調味料としても使えます。
消臭と健康維持のダブル効果が期待できます。

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